由緒正しき
内宮のお膝元
At the honorable grounds of the Inner Shrine
江戸情緒の町を
そぞろ歩く
Strolling through a town steeped in Edo-era charm
猿田彦神社、おはらい町、そしておかげ横丁へ
徒歩でお伊勢参りを満喫する贅沢 The exquisite luxury of enjoying an end to end Ise pilgrimage on foot 伊勢神宮の内宮へとまっすぐ伸びる参道を中心に、数々の老舗が立ち並ぶ「おはらい町」。道中では猿田彦神社にも手を合わせ、商いに精を出す人々の声で賑わう参道歩きを楽しむうち、おはらい町の中程「おかげ横丁」に行き当たる。江戸時代を彷彿とさせる建物が軒を連ね当時の賑わいを思わせる中、名物に舌鼓を打てば、「お伊勢参り」の旅人の心に僅かばかり近付くような気がする。
2000年の歴史を誇る鎮守の森へ
静謐を湛える内宮で心清める
Purify your heart at the serene Inner Shrine
人々の往来で賑わうおはらい町とうってかわって、宇治橋を渡り内宮の森に一歩足を踏み入れると、多くの参拝客の姿はあれど何故か「静けさ」を感じる。日本人そして皇室の氏神である「天照大御神」がまつられているというから、その佇まいに思わず背筋が伸びる。御造営用材の自給を目指し、二百年かけて育てられる檜。人々の営みの歴史が、静かに息づいている。